タイ北部で地元のサッカーチームの少年ら１３人が洞窟に入ったまま行方が分からなくなってから５日が経ちました。雨が断続的に降り続く中懸命の捜索が続いています。

　僧侶と多くの親族らが無事を祈り続けています。雨合羽を着た捜索隊が車に乗って洞窟に向かいます。タイ北部にある国立公園の洞窟で、
地元サッカーチームの少年１２人とコーチあわせて１３人が行方不明となって、５日が経ちました。しかし、断続的に降り続く雨によって洞窟内の水位は上昇していて、
タイ海軍の特殊部隊のダイバーらによる捜索は難航しています。

　さらに雨で感電のおそれがあるため、洞窟内の水を排出するポンプが現在、止められていて少年らの安否が心配されます。

　「時間が押し迫っているので、水中からの捜索とは別の方法を探ることにする」（タイの内相）

　そこでタイの内相は、山の上から洞窟までドリルで穴を開け、人が通れるようにするという新たな捜索方法を明らかにしました。ただ、崩落の危険性も指摘されていて、慎重に準備を進めるとしています。

　また、現場には、イギリスから洞窟専門のダイバーが到着。２８日には、タイ政府の要請を受けたアメリカ軍の救出チームが現地入りしました。

　「２４時間稼動するために、十分な人員が来ているので、タイ政府の捜索活動の助けになると思います」（アメリカ軍の救出チーム）

　行方不明となって５日。一刻も早い救助が待たれます。（28日16:48）https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180628-00000051-jnn-int