mimi
1: 名無しさん@涙目です。(宮城県) [US] 2017/10/09(月) 19:32:01.10 ID:qjvnM8fe0● BE:601381941-PLT(13121) ポイント特典
スマホの次は「耳端末」 NECがヒアラブルで勝負

米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone」の登場から10年がたつ。スマホは急速に普及し、
企業のビジネスモデルや消費者の生活スタイルを変えた。「ポストスマホ」の携帯端末は何だろうか。
NECの見立ては「音」だ。人工知能(AI)を搭載したスピーカーが相次ぎ登場しており、屋外では
イヤホン型の出番がくると期待する。

■ハンズフリーでインターネット体験

アップルの最新スマホ「iPhone8」が発売された9月22日。東京都渋谷区のアップル表参道で、
都内に住む男子高校生(18)は腕時計型端末「アップルウオッチ」の新製品を購入した。
「できるだけスマホに縛られたくない」。彼はiPhone8には目もくれなかった。

「歩きスマホ」が社会問題になったように、スマホは消費者から視線を奪い、手をふさぐ。
NECのヒアラブルグループの古谷聡シニアマネージャーは「スマホの次のデバイスは画面がなく、
ハンズフリーでインターネット体験ができるもの」と予測する。

同社が2018年度の事業化を目指しているのが「ヒアラブル」だ。イヤホン型の端末で、
直径3~4センチメートルほどの補聴器のような形をしている。内部には4~5時間駆動できる
バッテリー、近距離無線通信「ブルートゥース」、センサー、音声入力用のマイクなど、スマホに
使われている部品を詰めこむ。

搭載部品が様々なデータを集めてサーバーに送ることで、「誰が」「どこで」「どんな状態か」を
把握できる。例えば、耳の反響音を使って本人かどうかを確認する。地磁気センサーで屋内位置を
推定して行動を記録。脈拍や血流から健康状態を確認する。NECは順次、ヒアラブル端末の
機能を強化していく。

無線通信で入退場管理ができるため、駅の自動改札機に触れることなくホームへ向かう。
電車を待っているときに「最新ニュースを」とつぶやくと音声が流れる。対話アプリに届いたメッセージは
読みあげてくれる。なんだか気分が悪くなってきた。するとヒアラブル端末が体調の異常を検知し、
「少し休んでください」と降車を促す――。こんな通勤風景も夢物語ではないかもしれない。

https://www.nikkei.com/content/pic/20171005/96958A9F889DE0E3EAE0E2E2E2E2E2E1E3E2E0E2E3E5E2E2E2E2E2E2-DSXMZO2182331003102017000001-PB1-3.jpg
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(略)

スマートスピーカーを通じて蓄積された音声対話のコンテンツや利用シーンなどは、ヒアラブル端末にも
応用できるため開発しやすくなる。NECはかつて、携帯電話大手として多くのヒット商品を生みだしてきた。
しかし、スマホ隆盛の波に乗れず開発を終了。現在はアフターサービスを提供しているだけだ。

ヒアラブル端末の開発部門は、かつて携帯電話を担当していた。雑音を排除する技術は研究の成果が
生かされている。携帯電話で一世を風靡したNECが、再び携帯端末に挑戦する。消費者の耳目を集めそうだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21820000T01C17A0000000/