buta
1: 名無しさん@涙目です。(茸) [ニダ] 2017/10/12(木) 15:58:14.89 ID:avicE1WY0 BE:155743237-PLT(12000) ポイント特典
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豚ミルク、なぜ利用されない? 畜大大学院の林田さんが研究
2017/10/12 10:48
 
牛やヤギと異なり、豚のミルクはなぜ利用されないのか-。
この疑問を解決するため、帯広畜産大大学院修士課程1年の林田空さん(23)は、
味や搾乳方法の観点から豚ミルク利用の可能性を研究している。
独創的な研究が評価され、9月に富山県で開かれた日本哺乳類学会では学生口頭発表優秀賞を受けた。

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林田さんは豚の研究を進める中で、世界を見渡しても豚ミルクを利用する文化がないと知り、
興味を持った。まず苦労したのは搾乳方法。豚は子豚が乳頭を刺激しないとミルクが出ない上、
1時間に1回の頻度で授乳するが量は少なく、1回当たり10~20秒しか出さない。
このことから、研究で豚ミルクを使う場合はホルモン注射を打って採取するのが一般的という。

自然な状態で搾乳するため、林田さんは帯広農業高の生徒と一緒に手法を検討した。
その結果、手搾りという原始的な方法を採用。帯広市内の豚舎に朝から夕方まで張り付き、
子豚がミルクを吸った後に搾った。

豚ミルクを手に入れた後は、家畜として利用している牛やヤギ、ヒツジのミルクと味を比較。
味覚センサーで客観的に評価すると、他の3種類に比べて「うま味コク」が突出して高く、
「渋味刺激」「塩味」などが極めて低い結果となった。
実際に豚ミルクを飲んだ林田さんは「こってりした感じで、若干の甘さはあるが、雑味が強い。
なじみのない味が、敬遠されてきた理由では」と分析する。

ミルクで育つ子豚は1日1キロ体重が増えるなど栄養は豊富で、利用価値は高いと考えている。
林田さんは効率的な搾乳方法を検討するとともに、味や匂いの成分分析を進め、
チーズ加工など食品分野に活用できないか探る。

健康に育てられたSPF豚のおいしさに魅了され、幼少期に豚好きになった林田さん。
将来は農場や繁殖・餌の研究など豚に関わる仕事を志している。学会での受賞については、
「研究テーマが特殊過ぎたが、評価され自信になった。豚肉加工を含め、
豚舎から食卓まで幅広く研究していきたい」と話す。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171012-00010001-kachimai-hok