麻木久仁子
1: 名無しさん@涙目です。(東京都) [DE] 2017/10/28(土) 16:48:09.35 ID:N9Lf/bwV0 BE:123322212-PLT(13121) ポイント特典
うなぎが大嫌いだった私 それが妊娠時に突然…

 私は子供のころ、うなぎが大嫌いでした。口に入れられないほど嫌いでしたが、幸いなことに、高価なうなぎを私の口に
押し込もうとする人はいません。みんな喜んで私の皿からうなぎを取っていくので助かりました。

 それが30歳を過ぎて妊娠し、ひどいつわりに襲われたとき、他のものはだめなのに、なぜかうなぎだけが食べられたんです。
おかしなもので、人の味覚はひょんなことで変わるんです。

 ですから、娘が小さいときにも「嫌いなら食べなくてよし」。食材が無駄にならないように初めから盛り付けないか、
シェアするか。どうしても残す時は、そっと皿の端に寄せなさいと教えました。大人になった今は、嫌いだったニンジンだの
ピーマンだの、なんでも食べています。

子供たちはなぜ食べないのか、なぜ残すのか

 食に関して、最近、気になるニュースがいくつかあります。学校の給食にまつわるものです。一つはある中学校で給食として
出されているお弁当の食べ残しが、あまりにも多いという話。単に弁当がまずいからではなく、異物混入が幾度もあったことが
明るみに出ました。とうとう提供中止ということになったようです。

 そしてもう一つ。ある小学校の教師が、好き嫌いのある子供たちに給食を無理に食べさせた「行きすぎた指導」の問題です。
子供たちは嘔吐(おうと)しました。背景には「残さず食べる」という指導が根強くあるようです。

 子供たちはなぜ食べないのか、なぜ残すのか。

 本来、食事というのは美味(おい)しく楽しく食べるものです。学校給食に教育的な意義を求めるのなら、美味しく楽しく食べる
日々の経験が、自然に食への感謝の気持ちへとつながっていくよう導くべきです。無理に押し付けて、給食の時間がうっとうしい
ものになってしまっては逆効果。「まずいから残す、というのは贅沢(ぜいたく)だ」という意見もあるようですが、そもそも育ち盛りで
放っておいてもよく食べる時期の子供たちが残す、それも大量に残す、とはどういうことか。むしろ食材をそんなにまでまずくして
しまうことこそ、天の恵みへの冒涜(ぼうとく)といえそうです。

全文
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171028-00010000-yomidr-sctch