スズメバチ
1: 記憶たどり。 ★ 2017/10/31(火) 05:39:40.70 ID:CAP_USER9
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171027-00000019-sasahi-life&p=1

10月に入っても連日のようにスズメバチに襲われる被害が相次いでいる。
最近では行楽地や山村だけでなく、都市部での発生も多く、誰にとっても他人事ではない。
テレビ番組で何度も取材されているスズメバチ駆除の第一人者に、その防御法を聞いた。

愛媛県大洲市で車いすに乗った87歳の女性がスズメバチの大群に50分間刺され続け、
多臓器不全で死亡してしまった事実が判明したのが10月初旬。9月末には岩手県一関市の
園児ら14人が被害に遭い救急搬送、10月4日には山梨で宿泊学習の児童ら10人が相次いで
クロスズメバチとみられるハチに刺され、10日には長野県で里山観光中のツアー客11人が襲われた。

スズメバチ駆除の専門家・小川世紀さんは、秋以降こそ危険で、注意が必要だと訴える。

「この時期のスズメバチは生存競争に勝ち残った生命力の強いものだからです。
中には、寒くなっても活動を続ける場合もある」

季節が肌寒くなったからといって油断してはいけないのだ。

「もしもスズメバチに遭遇してしまったら、下手に逃げたりせず、ゆっくりしゃがんで、
石のように動かずにハチが通り過ぎるのを待つしかありません。ただし、それで100%
防御できるという保証はありません」(小川さん)

小川さんによると、最も気を付けてほしいのは土中にできた巣。「これは地雷のようなもので、
うっかり踏んでしまったら、数百匹に襲われてしまう。一度刺されると、“警報フェロモン”によって
仲間に警報が伝わるので、一斉に攻撃してくる。こうなったら、なすすべはありません」(同)

とにかく油断は大敵。年間600もの巣を駆除してきた小川さんが教える「スズメバチ対処法の四つの誤解」
を参考に身を守ろう!

■スズメバチ対策 定説の誤解

【1】攻撃前の「カチカチ音」は聞こえない
スズメバチは人を襲撃する前に「カチカチ」という警告音を鳴らすので、音が聞こえたら慌てずに
ゆっくりと後ずさりしてその場を離れろといわれるが、これは正しくない。スズメバチの警告音の多くは、
耳を澄まさないと聞こえないほどの小さい音。警告音が聞こえないからと安心して身動きしたら、
その瞬間に襲われてしまうこともある。

【2】危険なのは8~10月だけじゃない
働きバチは越冬できず、寒くなれば女王バチしか残らないというのは基本的には正しいが、例外もある。
日当たりが良く、雨や風を防げる暖かい場所では、12月になっても活動する場合がある。
「私の経験ではクリスマスごろに首都高速の高架下の建物で巣を駆除したことがある」(小川さん)。
寒くなってきたからといって油断は禁物だ。

【3】黒いものだけを攻撃するのではない
スズメバチは黒色のものを敵とみなして襲う傾向にあるとされる。だから、黒じゃなければ大丈夫と
誤解されることが多い。ハチは白黒で物を見るので、濃い色はハチにとって黒と同じで、攻撃してくる。
とはいえ、動いている白と止まっている黒なら、スズメバチは動くものを狙う。白い帽子をかぶり、
低い姿勢で動かないのがベターだ。

【4】巣を作るのは軒下ばかりではない
軒下や物置、戸袋の中など雨に濡れにくい場所に巣を作る傾向があるが、廃材の下や土管、
コンクリートの割れ目にも営巣する。カラ梅雨だった今年は、気付きにくい土中や木の根元などに
営巣するオオスズメバチがまだ生き残っている可能性が非常に高く、写真のような廃材の下など、
見えない場所こそ、よりいっそうの注意が必要だ。