
1: 名無しさん@涙目です。(埼玉県) [CA] 2018/04/12(木) 18:06:44.98 ID:lhM9jKZw0● BE:748526364-2BP(2000)
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4月6日に掲載されて炎上しているwithnewsの記事ですが、どこがどうダメなのか完全解説してみましょう。詳細は以下から。
朝日新聞東京社会部の原田朱美記者によるwithnewsの「LGBTが気持ち悪い人の本音『ポリコレ棒で葬られるの怖い』」が各方面で盛大に炎上しています。
記事内容は記者が「LGBTが理解できない」と明言する「ただの差別主義者」へのインタビューに愚にも付かない感想が貼り付けられたもの。社会問題を裏側から眺めてみて「簡単に答えの出ない難しい問題だ」と悩ましげに頭を抱えるだけの簡単なお仕事です。
とはいえこの記事には差別とは何かということ、多様性とはどういうことかということについて看過できない誤りを含んでいるため、徹底検証してみます。
◆「心で思う」ことと「表現する」ことは完全に別物である
まず指摘しておかなければならないのは、心の中で差別的な考えを持っていることと、その考えを心の外に出すことは全く別の話であると言うことです。
差別問題が大きく取り上げられるようになった2010年代の日本でキーワードとして登場したのが「ヘイトスピーチ」という言葉ですが、この訳語は「差別扇動表現」であり、言葉に限らずイラストや動画などの表現全てを内包しています。
ここで注目すべきなのは、差別というのはあくまで「表現行為」であるということ。対象を属性で排除し、誹謗中傷し、嘲笑するなどの実際の行為によってのみ「差別が行われた」と言うことができます。
例えば先日大きな騒動となった「保毛尾田保毛男」のように、LGBTを揶揄し、嘲笑するようなキャラクターを登場させることは差別行為になりますし、これに触発されてLGBTを笑いものにする事も差別行為と認定されて致し方ないものです。
逆に言えば、「心の中」でどれだけLGBTを「理解不能。気持ち悪い」と思おうと、それが心の中でだけ思っていて心の外に「表現」されなければ何ひとつ問題はありませんし、その人は差別主義者とは呼ばれません。
キリスト教では「マタイによる福音書 5:28」に
女を情欲を抱いて見つめる者はみな,心の中ですでにその女と姦淫を犯したのだ
(マタイによる福音書 5_28 (Japanese Bible)より引用)
とあるように、実際に行為に及ばず心の中で思うだけでもその罪を犯したとされます。ですが、神ならぬ人間には他人が心の中で何を思っているかを知る事はできませんし、法治国家では「表現」されない心の中の考えをもとに人を断罪することは許されません。
お分かり頂けたでしょうか?つまりこの男性は心の中でLGBTを「理解不能。気持ち悪い」と思っているからではなく、アンケートに「本音」を記載し、記者に話すという表現を行っていることで「ただの差別主義者」へと成り下がったのです。
http://buzzap.jp/news/20180410-lgbt-harada/
4月6日に掲載されて炎上しているwithnewsの記事ですが、どこがどうダメなのか完全解説してみましょう。詳細は以下から。
朝日新聞東京社会部の原田朱美記者によるwithnewsの「LGBTが気持ち悪い人の本音『ポリコレ棒で葬られるの怖い』」が各方面で盛大に炎上しています。
記事内容は記者が「LGBTが理解できない」と明言する「ただの差別主義者」へのインタビューに愚にも付かない感想が貼り付けられたもの。社会問題を裏側から眺めてみて「簡単に答えの出ない難しい問題だ」と悩ましげに頭を抱えるだけの簡単なお仕事です。
とはいえこの記事には差別とは何かということ、多様性とはどういうことかということについて看過できない誤りを含んでいるため、徹底検証してみます。
◆「心で思う」ことと「表現する」ことは完全に別物である
まず指摘しておかなければならないのは、心の中で差別的な考えを持っていることと、その考えを心の外に出すことは全く別の話であると言うことです。
差別問題が大きく取り上げられるようになった2010年代の日本でキーワードとして登場したのが「ヘイトスピーチ」という言葉ですが、この訳語は「差別扇動表現」であり、言葉に限らずイラストや動画などの表現全てを内包しています。
ここで注目すべきなのは、差別というのはあくまで「表現行為」であるということ。対象を属性で排除し、誹謗中傷し、嘲笑するなどの実際の行為によってのみ「差別が行われた」と言うことができます。
例えば先日大きな騒動となった「保毛尾田保毛男」のように、LGBTを揶揄し、嘲笑するようなキャラクターを登場させることは差別行為になりますし、これに触発されてLGBTを笑いものにする事も差別行為と認定されて致し方ないものです。
逆に言えば、「心の中」でどれだけLGBTを「理解不能。気持ち悪い」と思おうと、それが心の中でだけ思っていて心の外に「表現」されなければ何ひとつ問題はありませんし、その人は差別主義者とは呼ばれません。
キリスト教では「マタイによる福音書 5:28」に
女を情欲を抱いて見つめる者はみな,心の中ですでにその女と姦淫を犯したのだ
(マタイによる福音書 5_28 (Japanese Bible)より引用)
とあるように、実際に行為に及ばず心の中で思うだけでもその罪を犯したとされます。ですが、神ならぬ人間には他人が心の中で何を思っているかを知る事はできませんし、法治国家では「表現」されない心の中の考えをもとに人を断罪することは許されません。
お分かり頂けたでしょうか?つまりこの男性は心の中でLGBTを「理解不能。気持ち悪い」と思っているからではなく、アンケートに「本音」を記載し、記者に話すという表現を行っていることで「ただの差別主義者」へと成り下がったのです。
http://buzzap.jp/news/20180410-lgbt-harada/
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