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1: 名無しさん@涙目です。(catv?) [US] 2018/05/06(日) 16:53:44.65 ID:TvmZyQwA0 BE:323057825-PLT(12000)
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かゆみのある湿疹が繰り返しできるアレルギー疾患「アトピー性皮膚炎」の新しい治療薬が4月23日に発売された。症状の重い患者に効果が期待される。
治験(臨床試験)でこの薬を使った長野県佐久市の自営業、菊田かをるさん(45)は、かゆみが止まるなど症状が大きく改善した。

発売された仏製薬大手サノフィの「デュピクセント」(一般名・デュピルマブ)は、アトピーでは初のバイオ医薬品。有効成分には、化学合成したものではなく、抗体というたんぱく質を使っている。
15歳以上で症状が重く、ステロイドなどで治療効果が不十分な人が主な対象だ。

 アトピーでは、皮膚から体内に侵入したアレルギー物質に過剰に反応して、「Th2細胞」という免疫細胞が増える。
新薬は、Th2細胞が大量に放出するたんぱく質・インターロイキン4(IL―4)やインターロイキン13(IL―13)が皮膚細胞などの受容体と結合し、炎症反応を引き起こすことに注目。
この結合を、新薬が妨げることで炎症を抑える。

 菊田さんは子どもの頃から、アトピーの症状に苦しめられてきた。
生後半年ほどで発症し、かゆみで血が出るほどかきむしり、肌はどんどん赤黒くなっていった。
大人になってからは症状が悪化するたびに入院を繰り返した。しかし、15年から約3年間、薬を使い続け、かゆみを抑えられたという。
菊田さんは「副作用もなく、周りの人からは肌が白くきれいになったと驚かれた」と効果を実感する。

新薬は、初回600ミリ・グラム、2回目以降300ミリ・グラムを2週間ごとに注射する。
薬価は2回目以降の量が1回8万1640円。保険で窓口の支払金額は1~3割で済むが、継続すると経済的な負担は重い。

 NTT東日本関東病院皮膚科部長の五十嵐敦之さんは「治療の選択肢が少ない中、患者に朗報だ。症状がよくなったら、新薬は中断できる可能性もある」と話している。

「アトピー性皮膚炎」の新薬発売…炎症反応、抗体が防ぐ
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180501-OYTET50016/
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